技術紹介

銅電気鋳造による、あらゆる金型作りに挑戦しています。
特に、主にソフトビニールを成型するための金型である「スラッシュ型」「ローテーション型」の製作なら当社におまかせ下さい。
原型製作から蝋型製作、そして金型製作までの工程を一環して行えます。

スラッシュ型

ソフビ製品用の金型としては最も一般的なものです。
銀鏡を施した蝋製の型を硫酸銅溶液に浸し、電気分解の原理で最低でも4日もの時間をかけてロウ型の周囲に銅の金型を形成していきます。
他の技法に比べると効率的なコストで高品質なソフビ製品作りが実現でき、おもちゃや美術工芸品、
ノベルティ商品など幅広い分野で活用されている、まさに「ソフビのための金型技術」です。
ソフビ原料を金型に注ぐ
遠心力で、金型に注いだソフビ原料内の空気(気泡)を潰したり、金型内にしっかりと原料を行き渡らせる。
▲形に流したソフビ原料が、冷めて硬くならないうちに型から引き抜きます。柔軟性の高いソフビの性質を生かした造形法です。

ローテーション型

大型のソフビや複雑な形状のソフビに向いた、より高度な金型です。
スラッシュ型と比較して、より制約の少ない造形が可能です。
大型の機械設備を必要とするローテーション型も、カミジョーなら制作可能です。
▲ゲームセンターのディスプレイ用として制作依頼を受けた「星のカービィー」の金型です。足の部分は別パーツ。
▲かなり大きく大変な作業でした・・・。テスト成型品の写真を撮影し忘れてしまったのが残念です!
▲こちらはトルソーボディー用の金型です。隣のペットボトルと比較すると、その大きさが判りやすいと思います。

匠の世界!特殊金型技術のご紹介

当社の特殊技術は、昔ながらの金型作りも再現出来るところです。
例えば電鋳金型の割り型(2つに割れる金型)とか、人形の目袋(入れ子)を成型できる金型など。
もっとも古い物としては、セルロイドの吹き込み型が作れる事でしょうか?
何代にも渡り、あらゆる金型に取り組んできたカミジョーならではの「下町の文化遺産」です。
注)残念な事にセルロイドの金型は、真鍮鋳物の工場が無くなってしまった為、現在は製作出来ません。

電鋳金型の割型

下の説明図のように、前後二つに割れるタイプの電鋳金型です。
いわゆる「抜き口」のない、完全に一体型の成型品を作りたい時に取る方法ですが、金型代が割高になり、成形及び金型の維持管理が困難な事が理由で、現在はこの金型製造は行われていません。
昔の店頭ディスプレイなどは、この技法で作られていたようです。
注)パーティングラインが出てしまうが、今は逆にそれが味わいにもなるのかも知れません。

セルロイド金型

史上初の人工の熱可塑性樹脂として一世を風靡したセルロイド製品の吹込み成型に使われる金型です。
可燃性の高さから樹脂としての主役の座を降りたセルロイドですが、
その独特の美しさや強度といった魅力から、現在も人形や縁起もの等の小物が作られてます。
このセルロイドの金型を、当社ではまだ作ることが出来ます。(おそらく日本全国を探しても、当社だけではないでしょうか・・・?)
こちらもまた、当社の誇る特殊技術の一つです。安価な金型作りが出来ないか研究中です。
注)残念な事にセルロイドの金型は、真鍮鋳物の工場が無くなってしまった為、現在は製作出来ません。
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